NEDO 「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術の開発/半導体後工程自動化・標準化の開発・実証に関する研究開発」におけるパイロットライン構築サイトの決定及び着工について

in

半導体製造のパッケージング・アセンブリーやテスト工程(以下、後工程)のトランスフォーメーションおよび完全自動化・標準化にかかる研究開発を行う「半導体後工程自動化・標準化技術研究組合」(以下、SATAS)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)より受託し推進中の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業/先端半導体製造技術の開発/半導体後工程自動化・標準化の開発・実証に関する研究開発」(以下、本研究開発)において、パイロットラインサイトとしてシャープ亀山工場(三重県亀山市)を正式に選定し、工場内の一部建屋の環境整備に向けて着工しました。

本研究開発では、後工程の完全自動化に必要となる各製造装置間の物理的・論理的な業界標準インタフェースの仕様を作成し、その仕様に従った製造装置の開発と実装ならびに単体試験を実施、各製造装置を統合したパイロットラインでの結合試験や動作検証を経て、パイロットライン全体としてのエネルギー生産性改善に資する研究開発を行います。この度、パイロットラインサイトとして選定したシャープ亀山工場は、SATASコンセプトに基づく後工程完全自動化ラインを構築するために必要な環境が整っており、SATASでは、同工場の建物、施設、設備等を活用してパイロットラインの構築を進め、2027年度中の稼働開始を目指します。

パイロットラインサイトが正式に決まったことにより、SATASでは業界標準インタフェースやその仕様に従った製造装置の開発と実装を今まで以上に加速していきます。SATASコンセプトの社会実装に向けた取り組みを本格化することで、パイロットラインサイトを後工程自動化の研究開発をリードするイノベーション拠点として発展させることで、先進国における後工程自動化市場の創出と日本の半導体関連産業の競争力強化に貢献します。

Translate »